自分を抱きしめる
- marukanta1777
- 4月24日
- 読了時間: 3分
気がついたら、しばらくブログを描いていなかった。
何かあったわけでもなく、忙しかったわけでもない。
主婦って、日常のことをやっていると、
意外と自分のためだけの時間を作ることができない。
なので、長い文章じゃなくても、
パッと思いついたことや、些細なことを
短めに描くのもいいかなって思い、
よし、描いてみよう!となった。
春真っ盛り、色とりどりの花や美しい緑、時には夏を感じるような日もあるこの頃、
私は、穏やかに過ごしている。
実は、2月の中旬から、個人でやっておられるパン屋さんで
週1〜2日パートで働き始めた。
私の目のことも含めて、私のことを温かい心で受け入れてくださる
店主ご夫婦には、本当に感謝しかない。
久しぶりに働き、人と接する機会ができて、
やっと少し回り始めた私の車輪。
ゆっくりでも自分らしくいることができて、とても心地よい。
そんな中、つい先日、ご夫婦のお子さん、まだ小さい娘さんを
抱きしめる瞬間があった。
転んで、足が痛いと大泣きする娘さんを
ギュと抱きしめた。その瞬間
私の方が『わぁ〜癒される〜』となってしまった。
小さい彼女の身体は、マシュマロのように柔らかく
温かく、もちろん当たり前だけれど、猫とも違う、
何とも言えない抱き心地に
『子どもってこんなに癒される存在だったか〜』と久しぶりの感覚が戻ってきた。
かつて息子を育ててきた私は、
女の子がこんなに柔らかいほんわかした感じだとは、まったく知らなかったので、
驚きと共に深く感動した。
このままこの子を抱きしめていると自分の方が安心して、
すやすやと眠ってしまいそうだとさえ思った。
そんな様子を笑顔で見つめてくださるご夫婦もとても優しい雰囲気を作っていた。
この感覚がなんだか忘れられなくて、うちに帰ってからも思い出しては、ひとり癒されていた。ふと急に、幼い頃の自分が記憶に蘇り、私もあんな風に柔らかく温かい存在だったのかなぁ〜なんて、思ったら
あらためて、自分を大切にするっていう感覚は
この幼い女の子を優しく包むように抱きしめてあげるってことなんじゃないかな・・と
やんわりと気がついた。
この幼い娘さんの存在のおかげで、
私は自分を大切にする感覚をさらに研ぎ澄ませることができたと感じている。
自分が思っているより、もっともっと優しく柔らかく
自分のことを扱いたい。
幼い女の子を抱きしめるかのように
自分のことを抱きしめてみたくなった。
まずは、主婦の私が、何もしないぼーっとする時間をあえて作るってことから
始めてみようかな。
ベランダの花を愛でるごとく、自分自身を愛でてみよう。





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