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命のこと

  • marukanta1777
  • 10月1日
  • 読了時間: 2分

かれこれ8年前のこと。


こんなに辛いのなら

もう生きていたくないと

思っていたあの時に


偶然、病院の入り口で

父に会った。

私は眼科の定期検診の帰りで

父は循環器内科の定期検診を受けにいくところだった。


「パパ!」

「お〜なんだ、お前も来てたのかぁ」


父は

私の顔をみて

とても嬉しそうな表情だった。

その一瞬で

『あ〜私はこの人より先に絶対に逝ってはいけない』

と急に強く思った。

我に帰ったと言う感覚だった。


後に

母から聞いた話だと

その日の父は、大変な検査だったらしく

「まったく今日はえらい目にあったよ。でも偶然、真理子に会えたことだけは、いいことだった」と語っていたとのこと。


この頃、癌が見つかっていて

父も辛い思いをしていたはずだった。

私は自分の苦しみで手いっぱいで、

父の変化を気づかずにいた。

(この3年後、父は亡くなっている)


今思うと、この時の父は

たぶん無意識に


『私、真理子の存在自体をまるごと

ただただ愛している』・・・と


表現していたのだと感じる。


あの偶然ばったり

出会った一瞬の会話に

私を引き戻す力強い愛があった。


そう思わずにはいられない。


自分の命というものは

自分ひとりのものではない。


母のお腹に入った時から

大事にされ

生まれてからずっと

ただ生きることを願われてきたと思う。


それは

両親や兄弟、家族、親族、

近所の人、お店の人、先生、お友達、

いろんな人に

そう願われてここまで来たと感じる。


もっと深く言うと

空気や水、陽の光、風や海、山々

多くの自然の恵みにも

生かされてきたのが自分の命。


だから

何が何でも

自分の命は大事にしたい。

同じように

周りの人の命も大事にしたい。


そして

自然の恵みにも感謝し、大事にしていきたい。


今の私は、心底そう思っている。


ree

#生きづらい君へ

#ひとりじゃないよ

#君の存在は素晴らしいんだ

#時間が戻るなら

#君に伝えたい言葉


ree

大変な世の中を

よく頑張って生きていたと思う

本当にありがとう

存在してくれてありがとう


・・でも


生きていて欲しかった


心からそう思う

強くそう思う


真理子



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