

風の愛
沈黙の中にある 膨大な想い 心を澄まして 聴いてみる 風が落とした枯れ葉が ほんの小さな音をたて たくさんの落ち葉の上に乗る 私の目の前にタイミングよく 落ちてきたのは・・ 音を聴かせてきたのは・・ なぜ? 『お前の孤独を知っているよ だけど いつもこうしてそばにいるんだ それを伝えたくて 枯れ葉を落としてみたんだよ』 何も表現したくない私の孤独は 深い奥底から 少しづつ湧き出る雪解け水の存在を 探し当てた そのきっかけをくれたのが 風の声だった 見逃しそうな小さな形と ほんの微かな音で 愛を伝えてくれていた 探そうとしなくても 気がつけばそこにある 私が何もしなくてもただ在るだけでいいと 伝えてきた
8 時間前


金の指輪
雨が降る クリスマスの夜なのに ふと夜空に 三日月が見えたような気がした 金の指輪のような お月さまが 今年一年を振り返る私を 密かに ただ静かに 見守るように 音のない輝きを放っていた
2025年12月25日


蝶々のように
音もなく 風もなく メロディーを奏で 動線を描く ただそこに存在する 主張しない美しさで在ること 全てが調和していることを知る 私が居て あなたが居る 空の下で 風になり 雲になり 流れていく
2025年9月29日


月の波
夜風が届けてくれた お月様の優しい波 見上げると 雲に映る七色の光は やわらかく私に触れる 誰にも触れることができない深い場所まで そっと打ち寄せる 目を閉じ その波に合わせてみる 言葉はない 音も匂いも形もない それなのに なぜ涙が溢れるのだろう...
2025年9月7日




