本当の癒し
- marukanta1777
- 2024年6月20日
- 読了時間: 2分
知的障害の方の就労支援のお仕事を始めて、
一ヶ月が経った。
何のお仕事だとしても、初めての職場で働き始めるって、けっこうなパワーを要する。
喫茶部門でのお仕事なので、得意ではあるのだけれど、
やっぱり新しいやり方を細々と覚えたりするから、慣れるまではちょっと大変・・。
そんな中でも、出勤する日はほぼ毎回、利用者さん(知的障害をお持ちの方)の皆さんのお仕事の丁寧さ、正確さ、そして人間的に心優しいところ、そんな場面に感動する。
正直に申し上げると、その感動があるから気持ち優しくお仕事に向かうことができる。
本来ならば、長く勤めた職場を離れ、心機一転、新たな職場って
たぶん気持ちが重くなりやすい。
実際、新しい人間関係に気を使うことに嫌気もさしている。
だけど、なんだか前向きに
「よしっ!今日もがんばろう!」って布団から起き上がるときに
浮かぶのは利用者さんたちに会えるっていう『喜び』だったりする。
本当は実際に感動した会話や出来事などをここに記したいのだけれど、
そういった細かい内容をこの場に書いて良いのか、まだちょっとわからないでいるので、
抽象的な書き方で記してみる。
けれど、どうしても表現したかったから、書くよ。
私、知的障害のある方々が持つ世界観に触れることができて
本当に良かったって思っている。
そして、どちらかと言うと私の方が彼らから教わっていることが多い。
しかも人間らしい深い部分に気づかせてくれる彼らの存在は
とてつもなく『尊い』
同時に同じ人間である私自身の存在も『尊い』のだとわかり
深い安堵感に包まれる。
彼らは、人の心を癒す不思議なパワーを持っている。
だから、喫茶のお仕事に自信を持っていた私の概念は覆ったし、
彼らの社会で活躍できる大きな可能性を感じ、
心底、感動したのだった。
(実は初日は、感動しすぎて涙が出た)
ちょっと真面目な硬い表現になっちゃったけれど、
少しは伝わるだろうか・・。
知らない世界に足を踏み入れると
一気に自分の感性が拡がるね。
とりあえず、そのことだけでも、この記事を読んでくださった方に伝わったら、
まずは嬉しい。

留言