無の心境
- marukanta1777
- 2024年5月8日
- 読了時間: 3分
3月4月といろんなことがあった。
まず16年寄り添ってくれた飼い猫が亡くなった。
そして、体調を崩し、5年勤めた喫茶店のお仕事を辞めることになった。
ついでに言うと、これはめでたい事だが、息子が社会人となった。
私の日常は短期間で、予想外に一変した。
私はとにかく『強い』メンタルが『めちゃくちゃ強い』
・・・と思っていたけれど、
『ん?大丈夫か、・・私』
泣けないんですよ、私って、いっつも我慢しちゃう癖がついてしまって、
悲しいんだか、寂しいんだか、辛いんだか、もう訳がわからない。
だから、なんの言葉も書けなかった。
書くことって、無の心境にならないと書けない。
喫茶店のお仕事とよく似ている。
喫茶店の接客も自分の心を整えてからでないとできない。
5月に入り、今日やっとゼロ地点の自分に出逢えた気がしたので
ブログを書き始めてみる。
・・・喫茶店のお仕事。
お客様を癒す空間を作るこのお仕事が、私はとにかく好きだった。
私は『接客が好き』と言うよりは、
そもそも『人が好き』なんだと思う。
誰かを癒したくて、自分のお店を持つという強い想いを抱き続け
努力、我慢、忍耐、まさに修行という言葉がぴったりのこの5年間を振り返ると
とにかく自分が愛おしい。
マジで超頑張った!無理しまくりだったけど、
めちゃくちゃ青春だった(笑)
『苦しかった〜』というのが一番大きい心の声だけれど
結果的には、自然と良い方向に舵を切り直すことができた。
自分の体が教えてくれた。
『無理してない?これ以上、もう続かないでしょ、そんなに自分をいじめて・・』ってね。
自分で自分に感謝。
気づくことができて本当に良かった。
私の今までのやり方は、
『頑張っている自分を周りに認めてほしい』
の塊だったように思う。
自己肯定感が低すぎる私は、
自分を愛することを意識し続けたここ数年だった。
なぜなら、『大切な人をちゃんと愛したい』と心底感じたから。
そんなきっかけがあったから、自己愛を意識し続けた。
自分自身のことを嫌いな人は、誰かを愛することができないと思うから。
こんなシンプルなことなのに、
『自分を愛する』って、とにかく難しくって。
ここまでくるのに、随分と時間がかかった。
私はこんなに無理したり頑張り過ぎなくって
良いんだよね。
ただ生きているだけの自分を丸ごと愛していればいいんだ。
私には、いいとこもあるし、もちろんその逆もある。ネガティブな感情も大事な自分自身。全部あっていいんだ。そうやって、『全てアリ!な自分』を肯定してみる。
そうすると周りの誰かからの評価が気にならなくなる。
そう思えるようになった私は、
誰かのことも、丸ごと認めることができるようになるのだ。
誰かと戦う必要もなくなる。
そしてさらに、自分にあった環境を選択したくなる。
自分を大切にし始めると
自分を大切にしてくれる人が誰なのかもちゃんと感じることができるようになるのだ。
この短期間で
プラスにもマイナスにも右往左往して、
やっとここに戻って来れた。ゼロ地点。
来週から、
新しいお仕事を始める。もちろん身体に無理のない範囲でね。
障害のある方の就労支援に関わるお仕事だ。
しかも大好きな喫茶部門でのサポートをする。
自分の得意分野で、福祉のお仕事ができるなんて、
最高だ!めちゃくちゃ嬉しい。
新しい環境で新しい私に出逢えるだろう。
どんなことを感じるだろうか。
とにかく楽しみだ。
それにしても
やはり私は、『旅人』だよなぁとつくづく思う。
新しい水を求めてしまう性分だ。
私の旅のような人生は続いていく。
自分を愛してさえいれば、幸せにしかならない。

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