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6年かけて登った山

  • marukanta1777
  • 2023年12月1日
  • 読了時間: 1分

悲しくてたまらないのに

泣かないと決めたあの時


生きてるだけで精一杯だった


だけど

その大きな傷は

手当てされることもなく

放置されているようなものだった


ものすごい深い傷なのに

痛みを感じないように

私は生きた


だけど

ふとした瞬間に

その傷はキリキリと痛み出す


一人の時に

こっそり泣く


でもさ、

みんなに心配かけたくないし・・・

泣いちゃダメ。明るい私でいなきゃ。


守りたい人がいるから

私は、強い自分でいたかったんだね


繰り返し繰り返し

泣く自分と笑う自分を

行き来した長い年月


ようやく

たどり着いたのは


自分の心の傷を癒すことができるのは

自分だけだという真実


私に必要だったのは

自分の手で

その傷を手当てすること

自分の傷の痛みをしっかり感じて

理解して

「痛かったよね、辛かったよね、私ってほんとよく頑張ったよね」って

自分自身に語りかける

自分で自分を慰める


そっか〜

それでいいんだ〜


長かったなぁ

すごい山だったもんね


6年かけて

登りきったこの山を

私はやっと降りることができます


そうして

この山よりもうひと回り大きい新しい山を

また新たに登っていきますよ

きっと以前より少し登りやすいでしょう


そうやって

繰り返し器を大きく拡げていくのでしょうね

人生って。








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